シーツはどれくらいの頻度で洗濯していますか?
突然ですが皆さんはシーツをどれくらいの頻度で洗濯していますか?
僕は週に1回洗うか洗わないかといったところですが、どれくらいの頻度で洗うのが良いのか気になったので、調べてみました。
洗濯頻度の調査結果
アメリカのメディア「Women's Health」の調査によれば、1,187人に「どれくらいの頻度でシーツを洗っているか」に対する回答は、
- 週に1回:44%
- 1か月に2回:31%
- 1か月に1回:16%
でした。
残りの数%の人の中には、もしかしたら全く洗っていないという方もいるかもしれませんね...
謎の白い粉...その正体とは?
実際、マットレスを洗濯せずに放置している方に聞いたところ、
マットレスを掃除機で吸ったら「謎の白い粉」がたくさん吸い込まれていた。
なんて話を聞いたことがあります。
恐ろしいですね...
実はこの白い粉の正体は、ダニや細菌、ほこりなどを含んだ「ハウスダスト」なんです。
これを見ての通り、
- シーツの洗濯を怠ることは恐ろしいことであること
- シーツの選び方も気を付けなければいけないこと
が分かると思います。
知らない間にハウスダストをため込んでしまうことを防ぐには、どのように対策すればいいのか気になりますよね?
というわけで以下で、
- どれくらいの頻度でシーツを洗うべきなのか
- どのようなシーツを選ぶべきなのか
についてお話していきます。
シーツを洗濯する適切な頻度
では実際、シーツはどれくらいの頻度で洗濯するのが適切なのでしょうか?
「最低でも週に1回」は洗った方がいいそうです。
この、「週に1回」という基準は、ニューヨーク大学ランゴン医療センターの臨床微生物・免疫学長である、フィリップ・ティエルノ=ジュニア博士の言葉を参考にしました。
ここで、先ほどの白い粉について詳しく説明していきましょう。
白い粉の正体
私たちは、常に角質が剥がれ落ちており、その量はなんと一日に数百万個ほどの皮膚細胞が剥がれ落ちているといわれています。
それらはもちろん、シーツを汚しており、更にはローションや化粧、汗や髪の毛、そして一日過ごしているうちに付着した花粉やペットのフケ、カビやほこりなどでもシーツが汚れています。
そして、そういった汚れは体に悪影響を及ぼすであろう細菌の増殖を助長していて、洗濯の日を先延ばしすればするほど、細菌は瞬く間に増殖してしまいます。
どういうことかというと、ダニはヒトの汗や皮膚をエサとして増殖しているのです。
実際、ダニ自体は人間に対して害を及ぼしません。
しかし、「ダニの糞」がアレルギーや喘息を悪化させてしまうので、ダニの増殖は何とか食い止めたいものですね。
また、アレルギーがない人でも朝起きた時に目が赤くなったり、鼻がムズムズしたりすることがあるので要注意です。
ヒトは人生のうち1/3の時間、アレルギー源と接触している
しかし、多くの人が一日の1/3をこういったアレルギー源と接して過ごしているという事実に気づいていません。
人の平均的睡眠時間は7時間とちょっとなので、多くの時間をダニや細菌などで汚れたベッドの上で過ごしていることになります。
では、週に1回シーツを洗っただけでも十分なのでしょうか?
答えは、「不十分」です。
何故かというと、1週間に1回シーツを洗ったとしても、細かい粒子や細菌がマットレスや枕の中に入り込んでしまうので、汚れてしまうのは避けられないからです。
では、どうしたら良いのでしょうか?
ポイントはシーツの機能にあります。
実は、シーツには「ダニ不透過性」のものが売られています。
これを使えば、シーツを通り過ぎてマットレスにダニが入り込んでしまうのを防いでくれます。
従って、シーツを定期的に洗っていれば、清潔なベッドを保つことができるのです。
アレルギーがない人でも、目が赤くなったり、鼻づまりになることを防ぐためにも、シーツを買い替える際は「ダニ不透過性」のシーツに買い替えると良いですね。