この小説を読むと想像力が上がるよ
小説を読むと共感力が鍛えられたり寿命が延びたり頭が良くなるという研究があったので、実際に自分も小説を読んでみました。
僕が読む本はだいたいハウツー本や自己啓発本です。これまで、小説のような想像力を要する物語は読んでこなかったので、その効果はどれほどなのか気になるところです。
この小説を読めば頭がよくなる!?
どんな小説を読めばいいの?と気になる方も多いと思います。
僕が見た研究では、カフカの物語が使われていました。
この作者の特徴は、結末が難解で、解釈の余地があるというところ。
抽象的なことを、わかりそうで分からない表現で書いているため、なかなか難しい、想像力を要する物語ですな。
なぜ頭がよくなるの?
ブリティッシュコロンビア大学では、難解な文章で有名なカフカの「田舎医者」 を読ませたところ、 そこまで想像力を要しない普通の小説を読ませた場合よりもテストの成績がアップしたという研究があります 。
なぜ頭が良くなるのか、簡単な流れを説明すると
意味が分からないものを読む
↓
なんとか意味を探ろうとする
↓
脳に負荷がかかる
↓
頭が良くなる
といった流れです。
カフカ短編集を実際に読んでみた
実際に「カフカ短編集」を読んでみたのですが、難解すぎてなんだかモヤモヤする感じがしました(笑)
抽象的な物語なので、他の人はどんな解釈をしてるのかなーと検索してみました。
レビューを見てみると、ああでもない、こうでもないといくつもの解釈があげられていて、皆様奮闘しているご様子
この物語は何を伝えたかったのだろうか?この文章はどういう意味なんだろうか?この人物は何を表していたのだろか?…
難解な文章ですが、何とかして物語の意味を理解しようとするので、脳が鍛えられている感じがします。正しい解釈がない中、「これはこういうことかな?」という思考を巡らすことで、普段の想像よりもずっと、想像力を要するので、想像力の高負荷トレーニングのような感覚が得られました。
カフカが脳を鍛えるというのは納得の結果ですね。
まとめ
普段小説を読まない私でも、カフカの短編集では 物語を読んで想像すると言う普段はあまりしないような思考を楽しむことができました
明確な解釈がない中で、物語に含まれている様々な要素を探し集め、何らかの解釈を構築しようと努める。普段しないような思考ができるので、小説も悪くないかなと思える体験ができます。
小説が苦手という方でもこれを機に小説を読んでみてはいかがでしょうか?